世界創声力機構
DEAVA
(Division of EArth Verbalism Ability=ディーバ)
文字文化の危機を回避するために結成された国際機関。ロゴスワールドで発生した文字の異常事態を、創声力によって解決することを目的とする。現在、文字の異常事態は漢字文化圏に集中しており、日本政府の支援を得たディーバ日本支部が対応。各言語圏は、その行く末を注視している。
ネスタ
全言語圏に影響力を持つ巨大IT企業。人類が持つ文字情報を管理するという壮大な理念のもとに設立された。様々なインターネットサービスを提供する一方、近年では重工業や遺伝子研究にも力を入れ、事業の拡大を図っている。本社は西新宿ネスタ・タワー。
阿佐ヶ谷
かつて多様な文豪たちが暮らした創声力に溢れる地。M.J.B.Kの影響力を軽減する効果を狙い、ディーバ日本支部が創設された。
SHIROBACO
阿佐ヶ谷アニメストリートにあるカフェ。その実態はディーバ日本支部の創声エレメント育成機関であり、声や文字に携わる多彩な人材を育成している。
M.J.B.K
(Menace of Japanese with Biological Kinetic energy=モジバケ)
ロゴスワールド内の異常現象によって変異した文字の怪物。M.J.B.K化によって文字本来の持つ意味が歪曲化し、現実世界にも様々な異常現象を発生させる。M.J.B.K化による文字の浸食が進行すると、文字自体の持つ意味が喪失。その結果、現象を認識できない、状況を認識できないなど、本来文字が持っていた意味を理解できなくなる。
ロゴスワールド
文字の誕生によって、「人の意思」と「万物の真理」との間に発生した干渉空間。文字そのものが存在する世界と考えられている。近年、ネットワーク環境の拡大によって、「意味をなさない文字」が爆発的に増加。その状況はロゴスワールドの肥大化要因となり、文字の異常現象が深刻な問題となりつつある。
創声力
文字や声を介して、万物の真理を引き出す力。本来、文字と真理は密接な関係にあったが、文字文化の発達によって、その関係は薄れてきた。現代では創声力を持つ者は皆無に等しい。ディーバでは対M.J.B.K用の切り札として、創声力を持つ者=創声エレメントの発掘・育成に力を入れている。